髪の毛はなぜ傷むの?パサパサのヘアダメージの原因は何? シリコンやポリマーなどのコーティング剤が髪を傷めるの? パサパサのダメージヘアになる原因には色々ありますが、その中でもホームケアで毎日行うシャンプーやトリートメント・コンディショナーは『チリも詰めれば山となる』な感じで少しづつヘアダメージを進行させてしまいます。
このホームヘアケアでの髪の傷みの原因で、昨今注目されてるのが髪の表面に吸着して被膜を張り、ツヤツヤで手触りをよくする【髪の表面コート】です。
この表面コートはコーティングとか皮膜や被膜など色々な言い方をされますが、
髪の表面のキューティクル層やその表面にくっついて膜を貼り、髪の滑りを良くしたり艶を出して綺麗に見せるものです。
※最近のヘアカラー剤やパーマ・縮毛矯正等の薬剤にもツヤサラに見せるためにシリコンやポリマーなどの吸着力の強いコーティング剤が配合されています。
なぜ強く吸着するコーティング剤は髪を傷めるの?
現在、艶々美髪に見せることのできるコーティング剤はヘアトリートメントやコンディショナーだけじゃなく、ヘアカラーリング剤やパーマ、縮毛矯正剤から髪質改善メニューやサロントリートメントやスタイリング剤まで幅広くほとんどのヘアケア製品や理美容室で使用する薬剤などに使われています。
ただ最近ではこの コーティング剤でヘアダメージが増加してしまうケース が増えてきたのも事実です。 強いコーティングによるヘアダメージは専門的にいうと、髪の表面にあるキューティクルは開閉して水分の調整機能があるのですが、そこに強いコーティングをするとその水分調整機能が上手くいかなくなり『髪の命』と言われるとても大切な結合水に悪影響を与えパサパサに傷んでしまう!って事なのです。
ま〜一般の方には難しいお話になりますよね(汗)ブログやコラムでは、この辺りを一般の方にもわかりやすくスキンケアに例えてお話してます↓
ヘアダメージの真実を美容師が解説 美容師が作ったすっぴん髪シャンプー&トリートメント
トリートメント・コンディショナーや最近のヘアカラー剤やパーマ、縮毛矯正剤などの薬剤や髪質改善メニューやサロントリートメントたちをスキンケア、化粧品で例えると…
普段のホームヘアケア・・・現在主流で人気のあるシャンプーやトリートメント・コンディショナーをスキンケア製品で例えると、シャンプーは洗浄力のマイルドな洗顔剤やクレンジング、トリートメント類はツヤサラで綺麗に見せるコーティング効果の高いファンデーションです。
皆さんはこれらで毎日毎晩お風呂でシャンプーしていますので… メイクして帰宅して、マイルドなクレンジングで洗顔して、すぐにまたファンデーションを塗りたくって就寝してるような感じです。 これってお肌にとても悪そうなのは想像できますよね。
髪質改善メニューやサロントリートメントは・・・これらは艶々でとても持続性の高い皮膜を貼ります。いわば一度塗るとどんなに洗顔しても数日〜数週間は絶対に落ちない強力ファンデーションです。もしもこんな洗っても落ちないファンデーションが販売してたら購入したいですか?
ヘアカラー剤、パーマ液、縮毛矯正剤等の薬剤・・・最近のこういった薬剤はダメージを感じさせない為に感触向上成分として強い被膜成分やコーティング剤が配合されています。 これらをスキンケアで例えると、とても肌に悪い薬品を塗った直後に数日〜数週間も剥がれない強力なファンデーションを塗って、その悪い薬品を残留させているようなものです。
しかもこれらの直後にサロントリートメントなんかするとより強力に残留させてヘアダメージを増加させてしまいます。これって非常に怖いですよね。 このようにファンデーションは肌に良くない!肌を綺麗に見せるけどそれなりに負担もかけてしまうものという認識はありますよね?
現在の各種のヘアトリートメントやパーマや毛染めの薬剤たちも、 コーティングするとヘアダメージを感じさせないで綺麗に見せるけど、それなりに髪に負担をかけて傷めるものと認識して欲しいです。
髪の表面コーティングでのダメージを最小限でとどめるには?
強い表面コーティング・コート・皮膜・被膜 = 髪のファンデーション
これで髪の毛がダメージしていくのはわかりましたよね。 ではこれらの表面コーティングでのヘアダメージを最小限に抑えるにはどうしたら良いのか?
ずばり! 強い表面コーティングをしないという事です!
日頃のホームケアですと、洗顔後にファンデーションを塗るのではなく、洗顔してメイクを落としたら乳液や美容液のような、皮膜を張らないトリートメントやコンディショナーだけを使用する。
また美容室では、髪質改善メニューやサロントリートメント類は出来るだけしない。感触向上成分が入った毛染めやパーマ、縮毛矯正をした後は、最近主流のオーガニック無添加アミノ酸系などのマイルドシャンプーではなく、残留薬品などをしっかり落とせるシャンプーでホームケアするなどが大切になってきます。
これを すっぴん髪・素髪ヘアケア といいます。
詳しくは↓
現在主流のマイルドシャンプーと比較すると、洗浄力は強すぎないのにコーティング成分を落としやすいDO-Sシャンプーとスキンケア製品で例えるとファンデーションではなく乳液や美容液のようなタイプの染み込むDO-SトリートメントなどのDO-Sヘアケア製品で出来るだけコーティングをしない!薬剤で吸着したコーティングを出来るだけ早く落とす!っていうのが大切になってきます。
DO-Sヘアケア製品にはコーティング剤は使われていませんか?
ファンデーション的なトリートメントやヘアケア製品やパーマ剤、ヘアカラー剤、髪質改善メニュー等の薬剤などで髪をコーティングすると髪の毛を傷めてしまう。
だから髪のコーティングはしないほうが良い!
コーティング成分入りのヘアケア製品は使用しないほうが良い!
この考えで出来たのが、すっぴん髪ヘアケア理論で出来たDO-Sヘアケア製品たち。
【すっぴん髪・素髪ヘアケア】キアラーレDO-Sヘアケア商品の使用方法
これらのDO-Sヘアケア商品に多く寄せられる質問に、
DO-Sヘアケア商品たちにはコーティング成分は使われていませんか?というのがあります。
その質問に対する回答は、
ほとんどのDO-S製品にコーティング成分は使用されています!
こういう回答をするとほとんどの方がびっくりされるのですが、実はコーティング剤にもピンからキリまであり、シリコンや特殊ポリマーのように髪に強く吸着して取れにくいものだけでなく、DO-S製品にもよく使われてるオイル成分なども髪の表面皮膜(コーティング)の一種になるものですからね。
たとえば、すっぴん髪ヘアケア理論の元祖であるDO-Sシャンプーにもコーティング成分は配合されています(ビックリ?) DO-Sシャンプーの愛用者さんならわかると思うけど、DO-Sシャンプーはよくすすぐと多少キシキシしてすっきりした感じの洗い上がりになるけど、シャンプーしてる時は髪の毛同士もあまり絡れないでスベリが良い感じがするでしょ!?
DO-Sシャンプーには洗ってる時に髪同士がもつれて傷んだり、指通りが悪くて髪に負担をかけないように、すべりを良くするための簡単に洗い流せるコーティング成分は入っています。
シリコンシャンプーのようにしっかりすすいでもツルツルしてるような強く残留するコーティングはいけませんが、シャンプー後にすすぐだけですっきり落ちるような表面コーティングはシャンプー時のもつれやからまりを防ぎ、髪に余計は負担をかけないためにも必要なものだと言えるのです。
『表面コーティングで髪が傷む』と聞くと、すべてのコーティング剤が良くないと思ってしまう方が多いのですが…
ヘアダメージ軽減のために必要なコーティング剤もあるということです。
ですので、DO-Sヘアケア商品のほとんどのものには、このダメージを軽減するための髪に必要なコーティング成分は配合されています。
髪の毛に良いコーティングと悪いコーティングがあります
今まで書いていたように、髪に強く吸着してキューティクルの働きに悪影響を与えてしまうような持続性の高いコーティングが悪いのであって、髪の滑りを良くし摩擦によるダメージを防いだり、髪の乾燥しすぎを防ぐ保湿目的の皮膜オイル等の無駄に髪に残留しない、ヘアダメージがほぼ無いようなコーティング剤もあるのです。
ただ現在のトリートメント等のヘアケア剤や美容関連の薬剤関係などは『ツヤツヤで手触りのよい美髪が長持ちするのがベストである』という風潮があり、ほとんどのものが強くて持続性の高い髪には悪いヘアダメージさせてしまうコーティング剤を使うようになっています。
ヘアダメージの軽減や改善を目指すなら…
まずは、髪の毛に良いコーティングと悪いコーティングがあり、艶々でツルツルの手触りの良くて長持ちするトリートメントやヘアケア剤が良いものである!という間違った認識を辞めて『ツヤサラが長持ちする強いコーティングは髪を綺麗には見せるけど、少しずつだけど髪の毛を傷めてしまうものである』と考えてください。
その上で、出来るだけ髪に悪いコーティングをしないようにするのが大切なのです。
ですので…ヘアサロンでは出来るだけ持続性の高いサロントリートメントや髪質改善メニューはしない、特にヘアカラーリング、パーマ、縮毛矯正の直後は薬剤残留が増えるので絶対に避けるとか、普段のホームヘアケアでも出来るだけ強く吸着してしまうコーティング剤を配合したシャントリやヘアケア剤の使用は避けたほうがいいです。
あとホームケアでも間違いやすいことがあります、最近はシャンプーしてトリートメントやコンディショナーをするだけでなく、お風呂上がりにヘアミストや洗い流さないタイプのトリートメントやヘアクリーム、ヘアミルクなど沢山のヘアケア製品を使われる方も多いです。
ここで注意して欲しいのは、良いコーティングでも悪いコーティングを併用すると悪いコーティングになってしまいます。良い皮膜 + 悪い皮膜 = 悪い皮膜 なのです。
またヘアケア製品同士の内容成分の組み合わせによっては、良い皮膜 + 良い皮膜 = 悪い皮膜 になってしまう場合もあります(注意)
ですからたまにDO-Sシャントリなどですっぴん髪ヘアケアを始めた方で、シャンプーとトリートメントはDO-Sだけど、お風呂上がりに洗い流さないトリートメントとして他社のコーティング成分いりの製品を使用してたりするとなかなか結果が出ないケースが場合があるのです↓
DO-Sシャンプー&DO-Sトリートメントの使い始めの注意点
このように、髪の表面コーティングはヘアダメージの原因になる場合もあるし、でもヘアケアには絶対に必要なものでもあるので、上手くコントロールして使用しないといけなのです。
ヘアダメージでお悩みの方必見!DO-Sヘアケア商品のよくある質問
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