ヘアダメージでお悩みの方必見!ダメージケアシャンプー選びの本当の話

ヘアダメージで悩んでる方が自分に合ったシャンプーを探してる場合「ヘアダメージ シャンプー」「髪の傷み シャンプー」などで検索して、ダメージヘア用シャンプーのおすすめ人気ランキングとかオススメのシャンプー20選やシャンプー解析・分析サイトなどを参考にしてシャンプー選びをしてます。

こういうサイトでオススメされてるのは、オーガニック・無添加・植物性・天然アミノ酸系の髪や頭皮に優しいシャンプーばかりですよね…

果たして、このようなシャンプーでヘアダメージ修復は可能なのでしょうか?

ダメージケアシャンプー選びの本当の話

おすすめのダメージケアシャンプー

ヘアカラーリングやパーマ、縮毛矯正や髪質改善トリートメントなどの薬剤で髪が傷んじゃった人やドライヤー、アイロン、コテ巻きなどで物理的にヘアダメージしてる人らが使用するダメージケアシャンプー。

おすすめシャンプー選び・ランキングサイトやシャンプー解析サイトなどではどんなシャンプーを推薦してるのでしょうか?

  • 無添加・オーガニックなどの敏感肌やダメージ毛にも安心のマイルドタイプ
  • 頭皮や髪への負担を抑える優しい洗剤で出来たアミノ酸系のシャンプー
  • 敏感肌やハイダメージ毛用の赤ちゃんでも使えるベタイン系シャンプー
  • 合成界面活性剤不使用の刺激の少ない安心・安全なシャンプー
  • パサついた髪をコーティングして滑らかにするシリコンシャンプー
  • ギシギシの髪に表面コーティングできるカチオン系界面活性剤入り
  • 乾燥毛にはセラミドやヒアルロン酸・リピジュアなどの保湿成分入り
  • ブリーチ・パーマなどの内部ダメージにはケラチンタンパク質入り

などなど… 読むだけで髪のダメージに効きそうなシャンプーばかりです。

でもね… 筆者は40年以上現場で美容師をしてて、大勢のダメージ毛で悩む人達にこれらダメージケアシャンプーを色々使用してもらった経験があるのですが…

残念ながら… ヘアダメージが治った人はいません!

こういうサイトを読んで研究するようなシャンプーにこだわりの強い方たちの多くは、良いと言われるシャンプーを次々に使用したりするのですが…
いつまでも結果に満足できない『シャンプージプシー』に陥ってる方が多いのが現実です(涙)

ダメージケアシャンプーの種類

ダメージした髪の毛はこの図のようになっています。

ダメージホールやキューティクルの損傷などヘアダメージ毛の構造図

内部はいろんな原因で髪の毛の主成分であるケラチンタンパク質を失って「ダメージホール」という空洞が出来ていて、髪の表面のキューティクルという保護膜も損傷してて手触り、指通りも悪くなっています。

そんな傷んだ髪を補修していくダメージケアシャンプーには大きくこんなタイプがあります。

  1. 栄養成分を補給して穴埋めする(内部補修)
  2. 表面コートしてツヤサラにする(表面皮膜)
  3. 優しい洗剤で洗い上げる(マイルド洗浄)

色んなメーカーさんが色んな成分などの説明をしてますが、大まかにいうとこの3つですね。

シャンプーで内部補修のホント

髪の毛の栄養成分を補給しダメージ回復!?
これはシャンプーよりトリートメントやコンディショナーでよく使われるセリフですが・・・
残念ながら人間が食べ物で栄養を摂るのと違い、髪の毛は消化も吸収も出来ません!

髪の類似成分(ケラチン等)を入れてダメージ補修!?
どんな成分を入れても 髪にくっつかない(結合も同化もしない)ので 穴埋め効果もその時だけで、すぐに流れ出ちゃうの意味がありません。

髪は死滅細胞なので自己修復もしません!
身体なら軽い切り傷や擦り傷程度なら自己修復作用で傷口がくっついたりしますが、髪の毛は死滅細胞なので傷ついても、何をしても何をつけても治ったりはしません。

◎このダメージホールの穴埋めである髪の内部補修にはケラチンPPTだけじゃなく多くの成分が使われていますけど・・・
結局、何を入れようと髪の組織とくっつかないで、あくまでもその場限りで、到底ダメージ修復とは言えないレベルです。

シャンプーの表面皮膜ダメージ

これはヘアトリートメントでのお話によく出てくるんですが、シリコンやカチオン系ポリマーのような強い皮膜成分でキューティクルとコーティングすると…

その時はツヤサラになりますが、皮膜で髪の水分バランスが崩れ、「髪の命」と言われてる結合水という水分が減少して乾燥しやすくバサバサにダメージしてしまいます。

ヘアダメージの原因

女性の化粧で例えると… シャンプーは洗顔料で皮膜成分はファンデーションにあたるのです。
ってことは… 昼間お化粧してて、夜帰宅して洗顔してもう一度ファンデーション塗りたくって寝るようなもんです… どう考えてもかなりお肌に悪そうでしょ(汗)

例えば、数年前に髪や頭皮に良いということでノンシリコンシャンプーが流行しましたが、このノンシリコンというのは強い皮膜成分である「シリコン」が入っていないシャンプーのことです。

そう実はノンシリコンシャンプーが流行する前は、ドラッグストアなどで販売してるシャンプーの多くは髪の手触りや艶をよくするために「シリコン」という強い表面皮膜成分を入れていました。

これって、クレンジングや洗顔剤に強力なファンデーションを入れてるようなもんです!

洗顔剤にファンデーション入れるなんて、肌で考えたらとんでもない暴挙ですよね(汗)

このような皮膜成分入りのシリコンシャンプーは表面コートでヘアダメージ増加するし、毛穴にも残留して抜け毛や細毛、軟毛の原因にもなりかねないという事で、シリコンを配合しない「ノンシリコンシャンプー」が流行ったんですね。

このように シャンプーで表面皮膜を貼ると 髪は傷みます。

優しいシャンプーが髪に良い?

ほとんどのシャンプー解析サイトやお勧めシャンプーランキングやよくわかってない美容師さんなどで、一番オススメされてるのが、安全・安心・刺激が少ないアミノ酸系やベタイン系や極端な商品なら界面活性剤不使用とかもある 洗浄力の優しいマイルドシャンプー です。

薬剤メニューしてる方は使用禁止です!

カラーリングやパーマ、縮毛矯正などの薬品メニューを使用してる方は 絶対にマイルドシャンプーは使用してはいけません!

なぜなら、カラーリングやパーマ、縮毛矯正をしてるとアルカリ剤や還元剤、オキシドールなど髪に悪い薬品が沢山残留しちゃってます。
それに最近のカラー・パーマ・縮毛矯正の薬剤はツヤサラになってダメージを感じさせないような感触向上成分で強く表面コートされてますので余計に残留しやすいです。

マイルドなシャンプーでは残留物質がなかなか取れないのでダメージします(涙)

※最近の感触向上剤や皮膜成分配合の薬剤ではアルカリで1〜2週間、システアミン(パーマ・縮毛矯正の還元剤)などなら残臭と共に数ヶ月も残留しちゃうといわれてます。

※頭皮に薬剤をつけるヘアカラーなどの場合は毛穴(毛根)にも悪い薬品が残留しますので細毛、軟毛や抜け毛の原因にもなります。

皮膜ビルドアップを起こしてヘアダメージします!

現在はヘアカラー、パーマ、縮毛矯正剤からサロントリートメントや髪質改善メニューなどの美容室で行うメニューやホームケアで使用するシャントリからヘアケア・ヘアスタイリング商品まであらゆるものにシリコンやカチオンポリマーなどの残留しやすい強い被膜成分(表面コートする成分)が使われています。

このような残留しやすい被膜成分はそれでなくてもシャンプーで取れにくいのですが、特にアミノ酸系やベタイン系のマイルドシャンプーではいくら洗っても落ちないで、残留して少しづつ蓄積してしまいます。これを皮膜ビルドアップ、そうなってしまった毛髪を「オイル毛」と呼ぶ場合もあります。

根元付近に皮膜が固着してオイル毛になると

皮膜成分でのオイル毛

マイルドシャンプーを使うと皮膜成分が蓄積・固着してヘアダメージします。

※オイル毛や皮膜ビルドアップした髪はその強いコーティングのためヘアカラーやパーマの薬剤浸透だしにくいため、染まりにくかったりパーマや縮毛矯正がかかりにくくなる場合もあります。

有名セミナー講師が認めるシャンプーの本質とは?

オーガニックに無添加、植物性の天然アミノ酸系マイルドシャンプーとツヤサラになるシリコンやポリマーなどで皮膜(被膜)を貼るトリートメントでヘアダメージが増加する!

全国で理美容師さん相手にセミナーしてる大人気の方のユーチューブを見てみて↓

今の世の中でシャンプーの役割というのは「髪の質感を整える事」「変化させる事」に特化しすぎている…現在のシャンプーはしっとりボリュームを抑えますとか、ツルツル・サラサラとか、艶がピカピカとか、そういったことが目的になっちゃってる。

でもね… 本来のシャンプーの目的は「汚れを落とすためにあるもの」なんだよね。

そう… これが シャンプーの本質!

自分に合ったシャントリならすればするほど髪の毛が綺麗になっていく!?

こんな事を望んでいるからダメージが増えていってる方が本当に多いんですよね。

ダメージケアシャンプーの選び方、

カラーリングやパーマでボサボサ、乾燥してパサパサなどのヘアダメージで悩んでる方が毎日使用するシャンプーを選ぶなら

  • オーガニックや無添加やアミノ酸系・ベタイン系などのマイルドシャンプーは避ける
  • ケラチンやセラミドなど内部補修成分のあまり配合されてないシャンプーを選ぶ
  • 擬似キューティクル成分などでツヤサラになるシャンプーは使用しない

これらのポイントはしっかりと押さえておきましょう。

その時の手触りや指通りばかりで選ぶとダメージケアするどころか逆にダメージを増やしたりしますし…
シャンプー迷子の「シャンプージプシー」さんになっちゃうのでご注意くださいね。

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