ヘアダメージ・ヘアケア・頭皮ケアQ&A

髪の傷み(ヘアダメージ)やヘアケア関連のよくある質問です。

ヘアダメージ・ヘアケアに関するよくある質問

こちらの記事をもう一度よく読んでみてください↓

ヘアトリートメントは髪を傷めます!

こちらに書いてあるように、髪をダメージさせるのはトリートメントなどに含まれている手触りやツヤをよく見せるための【髪の表面コーティング】です。
髪の表面コーティングにはシャンプー後につけるトリートメント・コンディショナー・リンス以外にもシリコンシャンプー等も少しは表面コートはしますし、お風呂上がりにつける洗い流さないタイプのトリートメント(アウトバストリートメント)やヘアスタイリング剤などのヘアケア製品やホームカラー剤等にもコーティングをするものは多くあります。

ですのでトリートメントをしない方が良いというよりは、表面コーティングをするようなトリートメントはしない方が良いということです。

髪質やダメージ具合によってはシャンプーだけでは髪が絡まったりギシギシしてダメージしてしまう場合もありますのでこういう場合は表面コーティングをあまりしないトリートメントをしたほうがダメージが少ない場合も多いです。

詳しくは↓

シャンプーだけでヘアトリートメントはしないほうがいいの?

毛髪はpH5~6程度の弱酸性が良くてアルカリ性や酸性になると、髪に良くない!ヘアダメージしてしまう!これは間違いではありません。ただヘアダメージの原因はアルカリ性だけでは有りませんし、ヘアカラーやパーマ、ストレートパーマ、縮毛矯正などではヘアダメージ具合としてはかなり下位に当たるものです。

アルカリヘアカラーの場合だと、アルカリとオキシの化学反応で行う黒髪を明るくするためのブリーチ(脱色)がダメージの主原因になります。
パーマ、ストパー、縮毛矯正の場合は還元剤という薬で髪のケラチン側鎖を切断して再結合するのですが、この時にできるシステイン酸、ランチオニン、ミックスジスルフィドなどが主なヘアダメージの原因になっています。

髪質改善トリートメントといっても沢山の種類があるので何が原因でヘアダメージしたのかはわかりません。ただ、どんな髪質改善メニューでも基本的には髪のダメージホールを埋めるために【内部補強】とツヤサラで綺麗な髪に見せるために【強い表面コーティング】をします。

まず【強い表面コーティング】をすれば髪の水分調整が上手くできなくなり『結合水』が減少しヘアダメージします。

そして髪質改善トリートメントでは【内部補強】効果を持続させるために、内部に浸透させた成分同士をくっつけて大きくし髪に吸着させるのですが、その時になんらかの化学反応やアイロン等で高熱処理をしたりします。そのトリートメント効果を日持ちさせる為の化学反応や熱処理が髪に負担をかけ、ヘアダメージを起こしてしまいます。

詳しくはこちらのブログ記事を参照ください

髪質改善トリートメントの仕組みは?ヘアダメージするってホント?

髪質改善の酸熱トリートメントはグリオキシル酸という成分を使うのですが、このグリオキシル酸は髪にアミノ基というのを浸透させてアイロンの高温処理でイミノ結合(イミン結合)という物質と作り、髪のダメージホールを埋めてハリコシを出していくのです。

髪質改善、酸熱トリートメントのグリオキシル酸の反応を表した図

髪質改善or酸熱トリートメントのやり方によってはこのイミノ結合がヘアカラーリングで染める時に作った『色素』を髪の外に押し出してしまう事があるのです。
毛染め直後に髪質改善や酸熱トリートメントを施術すると、染めた色が褪色してしまうケースがあります。

ちなみに髪質改善だけでなく普通のサロントリートメントや天然ヘナでも同じような事が起こしますし、炭酸泉やヘッドスパなどで表面の色素が落ちてしまう場合もあります。

ヘアカラー直後にヘッドスパをすると色が抜けてしまいますか?

最近では髪質改善超音波トリートメントとか超音波酸熱トリートメントとか色々あるらしいのですが…
超音波トリートメントの仕組みとしては、どれもが『超音波アイロン』という器具を使用するということです。

超音波トリートメントで使用する超音波アイロンを紹介した画像

超音波アイロンというのは、超音波の細かな振動でトリートメント成分を髪の内部に浸透させる効果があります。
ただし、超音波アイロンをするだけでヘアダメージ改善が出来るように誤解してる方もいますが、あくまで超音波アイロンは薬剤や成分の浸透率UPなだけですので 超音波アイロン自体に髪の損傷を修復したり髪質改善効果等は一切ありません。

カールアイロン、コテ巻きのヘアダメージは【髪の火傷】です。その火傷(やけど)の度合いはカールアイロンの温度と髪との接触時間の長さで決まります。

どんなヘアケア製品をつけたとしても、髪に接触するカールアイロンの温度はほとんど下がりません。

だからヘアケア剤やスタイリング剤でコテ巻きでの髪の傷みの保護も出来ませんし、ダメージ軽減もできません。

どうすれば良いのか?はこちらのブログ記事をお読み下さい

カールアイロン、コテ巻きでのヘアダメージを軽減させるには?

ここ数年、これらの高級ドライヤーが沢山発売されてます。ヘアダメージ軽減の意味で言えばどれもオススメです!ダイソンと光ヘアケアドライヤーはあまり高温でなく風量が強いのが良いところですし、ナノケアはナノイーという空気中の水分に高電圧を加えて生成される微粒子イオンを含んだ風で水分補給しながら乾かすのでバサバサしにくい感じで良いです。あとレプロナイザーはバイオプログラミングといわれるちょっとよくわからん理論なんだけど…(汗)使用した感じはナノケアに近い感じで悪くないです。

光ヘアケアドライヤーとパナソニックのナノケアドライヤーを紹介した画像

光ヘアケア、ダイソン、パナソニック、レプロナイザーなどの高級ドライヤー

炭酸水で髪や頭皮の残留物質の除去が出来るかのように勘違いされている方もいますが、炭酸水はあくまで普通の水道水と比べると少しだけ除去できるかも?って程度です。ですから炭酸水だけの力で頭皮の汚れを落としたり、髪の残留薬品を除去できたりすることではありません!

ですので炭酸泉で流すだけなら普通のお湯より少しだけ流れやすいだけだし、炭酸シャンプーは炭酸による効果などはほぼ無いのでそのシャンプーの洗浄力次第です。

詳しくは↓

炭酸シャンプーでアルカリ除去は出来ませんし素髪・すっぴん髪にもなりません

炭酸泉、炭酸風呂や炭酸ジェルや炭酸ムースなどはスキンケアとして肌の毛細血管に働きかけ、血行を促進させ内面から代謝を促進するという効果は期待できるものです。