ヘアダメージの原因はなに?一度傷んでしまった髪は絶対に治りません!

毎月マメに美容室に通って、担当の美容師さんに毎回サロントリートメントもしてもらってるんだけど… 何故か?髪の毛がパサパサに傷んじゃってる!?

ホームケアでも美容師さんオススメのオーガニックシャンプーや高級コンディショナー・洗い流さないトリートメントなども沢山使用してるんだけど… 朝になるといつもボサボサ・バサバサ・の乾燥毛(汗)

髪は何故傷んでしまうの?ヘアダメージの原因は?を解説するコラム

美容師は見た!? 典型的なダメージヘアのお客さん

16歳から40年近くサロンで働いていた元美容師からすると ヘアダメージしてるお客さん達にはそこそこの共通項があります。

  • マメにヘアカラーやパーマ、縮毛矯正などを施術してる
  • サロントリートメントや髪質改善メニューもよくする
  • おしゃれで毎日しっかりと綺麗にスタイリングしてる
  • ヘアケア商品など髪に良いと聞くとなんでも購入します
  • 髪の毛大好きで研究家!こだわりも強いほうです

おしゃれなので白髪なんて見せたらダメなので3週間に一回来店されて白髪染めをされて、最近は髪が細くてボリュームが出にくくなったのでマメにパーマもかけます。

髪質改善系のサロントリートメントも毎回されますし、髪に良い無添加のシャンプー・トリートメントやダメージに合わせたアウトバストリートメントなどのヘアケア剤もおすすめしてる物はすべて使用してくれてます。


そう… かなりの常連さんで、VIP客さんだったりします(汗)

美容室の常連さんほどヘアダメージが激しいのかも?を説明する画像

ヘアダメージの原因を探ろう!

お客さん

最近、髪がパサパサに傷んじゃってるんだけど… どうしたら良いんですか?

ヘアダメージで悩んでる方が美容師さんにこんな相談をすると・・・

美容師さん

ではヘアカラー後に髪質改善トリートメントをしておきましょう!

美容師さん

家庭では優しい無添加シャンプーで洗い毎回トリートメントもしましょうね。

これら以外にも、シャンプーの仕方から髪の乾かし方や、ドライヤーやアイロンのやり方、各種ヘアケア製品の使い方などいろんな事を教えてくれたりしますが・・・

残念ながら あまり効果はありません(汗)

なぜかというと、髪質改善メニューやアミノ酸シャンプーやヘアトリートメントをしても、一定期間うわべだけ綺麗に見えるだけで根本的にヘアダメージを修復するのは不可能だからです。

例えば、金髪にブリーチをしてダメージしてる方が酸熱トリートメントをしたとしても、一定期間の手触りや艶感は良くなるかも知れませんが、根本的なブリーチ(脱色)をした損傷が治ることはないのです。

根本的にヘアダメージを減少するには、まずダメージの原因を知って、それをなんとかする事です!

これが原因でヘアダメージしてしまいます!

「髪は濡れただけでもダメージします」昔テレビCMでも言ってましたよね… 厳密に言えばブラッシングするだけでも・シャンプーしても・高級なヘアトリートメントをしても髪は傷みます(汗)

ヘアダメージの原因をその破壊力の大きい順にザックリとお教えすると・・・

  • 12レベル以上の明るいブリーチ、下手クソな美容師がした縮毛矯正(破壊力200〜500pt)
  • 一般的なヘアカラー・パーマ・ストレートパーマ・縮毛矯正(破壊力50〜200pt)
  • 持続性のあるサロントリートメントや髪質改善メニュー(破壊力5〜50pt)
  • アミノ酸系マイルドシャンプーやツルピカ皮膜トリートメント(破壊力0.5〜3pt)
  • 普段の髪の扱い方やつけすぎヘアケア製品の影響(破壊力0.1〜2pt)

ヘアダメージの原因といっても金髪ブリーチとアミノ酸系の優しいシャンプーでは、ダメージ(破壊力)は何百倍も違う…  そう実際のヘアダメージ具合は全然変わってしまうのです。

そして上の一覧を見るとわかると思うのですが、ヘアカラー(ブリーチ)・パーマ・縮毛矯正などの薬品を使うメニューで1回やっただけでも髪をダメージさせる破壊力がとても高いものと

普段毎日行う髪の扱い方やヘアケア剤シャンプー剤などの1回の破壊力は弱いけど、塵も積もれば山となる的な地味に少しづつダメージさせるタイプがあるのです。

一度ヘアダメージしたら絶対に治りません

髪の毛は爪と同じような 死んだ細胞(死滅細胞)で出来ているので、一度傷んでしまうと、何をしようと何をつけようと治ることはありません。

どんなにすごいトリートメントや髪質改善メニューをしてもヘアダメージは修復できません!

元々の健康な状態の髪の毛は、個人差により太くて硬い強い髪の人なら持ち点2000ptとか、猫っ毛で弱い髪の人なら700ptとか、そもそもの持ち点(pt)が決まってます。

例えば、そもそも持ち点が1000pt髪質の方が、ヘアカラーを1回するとマイナス70pt、改質改善トリートメントでマイナス20pt、そんでシャンプーやヘアケアで毎日マイナス0.2〜2ptとかって感じで持ち点を減らされて髪の毛が損傷されていきます。

ヘアダメージの原因を示すグラフ

このように髪の毛は減点法でヘアダメージをしていき、そして持ち点が200ptぐらいになるとボロボロのダメージ毛になるって事なのです。
しかも どんなにツヤサラになる髪質改善トリートメントをしても、どんなに良いヘアケア商品を使っても決してポイントは足されないのです。

ヘアトリートメントをすると髪は傷みます!?

ヘアカラー、ブリーチやパーマ、縮毛矯正(ストレートパーマ)などの化学薬品を使うサロンメニューをするとヘアダメージするのは皆さんだいたい知ってますよね?
あと、普段のスタイリングでもドライヤーでブローしたり高温のコテ巻きをしたらそれなりにヘアダメージするのも納得できるでしょ?

でもね・・・ 酸熱トリートメントや髪質改善トリートメントをするとヘアダメージが修復され髪の状態は良くなると思っていませんか? 家庭でもシャンプーの後でヘアトリートメントをつければ少しは髪に良いと勘違いしていませんか?

これらは全て誤解です…

ヘアトリートメントでも髪は傷みます!

髪の表面皮膜のトリートメントがヘアダメージの原因であるというのを示す図

サロンで行う各種トリートメントメニューも家庭でするヘアトリートメントも原理は同じです。

  • 髪の内部に栄養成分と呼ばれるものや髪のケラチンの類似成分を入れます。
  • 手触りや艶を良くするためと、内部に入れた類似成分が流れ出ないように表面コーティングします。

簡単に言えば、髪の中に何かしらの成分を入れて、表面に蓋をして出ないようにしながら、皮膜成分でキューティクルをコートしてツヤサラ髪に見せるのです!

ただし、、、これではダメージを修復したことにはなりません(涙)

ケラチンの類似成分を髪に浸透させるとその時はハリが出て髪がしっかりした感じになりますが、それは一時的な事で類似成分は 髪に結合も同化もしないので いずれ流れ出てしまいます。

ま〜これは効果がないだけなのでさほど問題はないのですが…

髪の毛をダメージさせてしまうのは 表面コーティング(皮膜・被膜) です。

例えば… マニキュアを塗りっぱなしで何日も放置したら爪痛みませんか? 擦り傷にバンドエイドを貼りっぱなしにしてたら傷の治りが遅かった経験はないですか? いくらクレンジングや洗顔をしても何日も取れない超強力ファンデーションなんて塗ってたらお肌に悪そうでしょ?

髪の毛の表面を強い皮膜成分でコーティングすると、水分調整が上手く出来なくなりバサバサにダメージしてきちゃうのです!

髪の毛を皮膜コーティングすることでヘアダメージすることを示す画像

ヘアダメージの原因は大きく3つあります

ヘアダメージの原因! それらを大まかに分けると・・・

  1. ヘアカラー・パーマ・縮毛矯正など1回でかなりダメージさせてしまう破壊力の強いメニュー(破壊力50~500pt)
  2. サロントリートメントや髪質改善などその時は綺麗になるがその後ジワジワとダメージさせるメニュー(破壊力5~50pt)
  3. シャンプーやヘアケア製品や髪の扱い方など、毎日少しづつ地味にヘアダメージさせていくもの(破壊力0.1~3pt)

ヘアダメージの原因はこの3種類に分ける事ができるのです!

この種類ごとにどう対処していけば効果があるのか?それぞれに違うのですが・・・

まず覚えておいて欲しいのは、先ほども説明したようにヘアダメージは治らないという基本があるので…

破壊されたポイントは絶対に戻らない

例えばヘアカラーをして損傷した髪にどんなに素晴らしい髪質改善トリートメントをしても、ある一定期間は手触りが良くなりダメージした感じがあまりしないかも知れませんが、、、
ヘアカラーでダメージした髪の毛の損傷具合が良くなる(修復)することは不可能なのです。

ヘアダメージ3つの原因への対処法

髪を破壊しちゃう度が、大・小・微とある(笑)ヘアダメージの3つの原因別にどう対処していけば効果的なのでしょうか?

◎ヘアカラー・パーマ・縮毛矯正など破壊力の強いメニューで傷める

これらの破壊力の高いメニューをする場合は担当美容師さんと相談して、そもそもヘアダメージの少ない薬剤や施術方法や髪型などを検討するといいです。

◎髪質改善トリートメントなど、その時は綺麗に見えるがジワジワと髪を傷める

最近はシャンプーで簡単に取れる皮膜成分とかもあるのでボサボサが気になる場合はこういう商品を使用し、ヘアダメージさせるトリートメントメニューは絶対にしないほうが良いです。

◎ヘアケア製品や髪の扱い方なでの毎日ほんの少しづつダメージさせる

塵も積もれば山となる… 例えば毎月染めても年間12回のヘアカラーより、毎日するシャンプーなどの年間365回のホームケアでの使用するアイテム選びや髪の扱い方のほうが大切になったりします。

バサバサにダメージした髪の毛

ヘアダメージは治すものではありません

そうですね〜例えば貴方がそこらでころんじゃって足を擦りむちゃったとしますよね??? 病院に行くほどでもない程度の軽い擦りむきなどなら、綺麗に洗ってほっとけば治ります… カサブタになって新しい皮膚が再生されてね。

髪の毛はそんな事は出来ません、新しく再生なんて不可能なのです・・・

髪の毛の損傷は再生できません! できるとしたら損傷を少なくすることだけです。

例えば、普通に施術したらマイナス100ptされる毛染めをなんとか工夫してマイナス70ptに抑えるとか

毎日マイナス3pt させてるホームケアを改善してマイナス1pt に減らすとかすることなのです。

ヘアダメージは治すものではなく、少なくさせるものなのです!

ヘアダメージ軽減のための美容室選び

髪の毛は一度傷んだら何をしようと何とつけようと治りませんし、もしも担当の美容師さんが何か失敗をしてやり直ししてもダメージは倍増するだけでヘアダメージのやり直しは出来ません。

ヘアカラーやパーマ・縮毛矯正やサロントリートメントなどでのダメージは担当の美容師さん次第のとこがあるのでちゃんとした美容室探しが重要です。

たとえば同じヘアカラーをしてもらったとしても、ちょんとリタッチ塗布が出来ているとか毛先に塗った薬液が適正かとか?残留アルカリやオキシの処理をきちんとしてくれてるか?とかでその後の髪の傷みには雲泥の差があるのです。

こんな美容室・美容師さんは危険です!

◎ヘアカラーや縮毛矯正でリタッチ塗布をしない美容師さんは絶対にNG!あと薬品を使用するメニュー直後にサロントリートメントや髪質改善メニューでツヤサラ皮膜を貼ってアルカリなど悪い薬剤の残留を平気でする美容師さんは危険です。

◎うちのヘアカラーやパーマ・縮毛矯正は弱酸性で◯◯◯で◯◯の薬剤使用なので髪の毛を全く傷めません!とか、ブリーチ毛やハイダメージ毛などどんなに傷んでる髪でも綺麗に縮毛矯正が出来ます!な〜んて平気で言っちゃう美容師さん。

◎やたらと髪質改善トリートメントや酸熱や水素・電子トリートメントなどを薦めてきたり、ヤクジョスイとか深層海洋水とか怪しいお水系にハマってる美容師さん。

◎オーガニック・無添加アミノ酸系マイルドシャンプーやツヤサラ皮膜てんこ盛りトリートメントを勧めたり、保湿ミストや洗い流さないタイプのトリートメントなどヘアケア商品をあれやこれや沢山の種類をオススメする美容師さん。

などなど・・・

ヘアカラーやパーマ・縮毛矯正や髪質改善メニューなど薬品を使うメニューでのダメージには 正しい美容室or美容師さん選びがもっとも大切です。

ホームケアでヘアダメージを軽減するには?

ホームケアではどうしていったらいいのでしょう?

まずヘアカラーやパーマ・縮毛矯正や髪質改善メニューやサロントリートメントなど薬品を使うメニューをしたら、アルカリなどの髪に悪い残留薬物を専用の処理剤等で中和や除去するようにしましょう。

そして、ヘアダメージの原因である表面皮膜をつけないようなヘアケアをしていきましょう!

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