「店販が苦手」な美容師さんへ。シャントリを売るのではなく、ヘアスタイルの「再現性」を伝えよう!
サロンをオープンして3年目の美容師さんから、こんなご相談をいただきました。
【読者からのご相談】
「独立前のサロン勤務時代から『すっぴん髪理論』を知り、DO-Sを愛用しています。お客様や自分の家族の髪・頭皮のことを考えると、ぜひ多くの方に使っていただきたいのですが……昔から店販の販売が得意ではなく、上手く説明できずに販売につながりません。お客様に伝わる良い説明方法はありますか?」
「一般のお客様に難しいヘアケア理論を熱く語りすぎると『ややこしい美容師』になっちゃうし……」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
今回は、元美容師の視点から「無理に売らなくても、自然と伝わるカウンセリングのアプローチ」についてお話しします。
美容室の店販商品は「職人技」の一部である
まず考えたいのは、「店販商品を売ることをどう捉えているか?」です。
美容師さんの中には職人気質で、「自分はヘアスタイリストであって販売員ではないから、店販なんてどうでもいい」と考える方もいるかもしれません。
しかし、美容室で扱うシャンプーやトリートメント、スタイリング剤は、ドラッグストアやネット通販のアイテムとは根底から異なります。これらはあなたが提供したカット、パーマ、カラーという「技術」に直結する大切な要素なのです。
💡 たとえばこんなケース……
動きのある「毛先ワンカールのレイヤースタイル」を作ったとします。
しかし、お客様が自宅でマイルドすぎるシャンプーと皮膜たっぷりのトリートメントを使い、油分まみれのアウトバスを塗っていたらどうでしょう?
・重たくてカールがつかない
・スプレーでガチガチに固めないと半日で崩れる
結果として、「再現性も持続性も悪いヘアスタイル」になってしまいます。
せっかく髪質やダメージを見極めて作ったスタイルも、ホームケアの油分で台無しになり、「あの美容師さん、カット下手かも……」と勘違いされてしまうことすらあるのです。
カウンセリングで確認すべき「3つの履歴」
一般のお客様の多くは、「シャンプーやトリートメントがヘアスタイルの持ちや再現性に影響する」という事実を知りません。
だからこそ、最初のカウンセリングでプロとして教えてあげる必要があります。
普段のカウンセリングでは、以下の3点をしっかりヒアリング・確認しましょう。
| 確認項目 | チェックの目的・ポイント |
| ① 薬剤施術履歴 | 縮毛矯正、ブリーチ、黒染めなどの履歴 |
| ② 普段のスタイリング方法 | 使用している道具(ロールブラシ、コテの有無や使い方) |
| ③ ホームケア製品 | 使用中のシャンプー・トリートメント、アウトバス、スタイリング剤 |
例えば、「コテ巻きもしないしブラシも使わないけれど、乾かすだけで動きを出したい」と言われたら、物理的に不可能な施術はお断りするかスタイルの変更を提案しますよね?
それと同じで、「今使っているシャントリやスタイリング剤の油分・皮膜が、希望のスタイルの邪魔をしていないか」を確認・指摘することも、プロのカウンセリングとして不可欠です。
「売り込む」のではなく「必要性を伝える」タイミング
お客様全員に一律でDO-Sをおすすめする必要はありません。
施術とカウンセリングの中で「すっぴん髪(素髪)にした方が明らかにメリットがある」と判断したタイミングで伝えるのがベストです。
ふんわり軽いスタイルや動きのあるウェーブを希望しているとき
「マイルドシャンプーや重い皮膜トリートメントだとペタッとして持ちが悪くなりますよ」と伝える。
カラー、パーマ、縮毛矯正などの薬剤残留が気になるとき
余計なものを落として素髪に戻した方が、薬剤のケアもできてスタイルが長持ちしますよ」と伝える。
DO-Sシャントリのちゃんとした使用方法をお伝えするのも忘れてはいけません↓
DO-Sシャンプー&トリートメントの基本使用方法と使い始めの注意点
まとめ
お客様にDO-Sシャントリをおすすめするのは、「商品を売るため」ではありません。
「あなたが作った最高のヘアスタイルを、自宅でも再現して長く楽しんでもらうため」です。
「押し売り」ではなく「ヘアスタイルの品質を保つためのプロのアドバイス」として、ぜひ明日のカウンセリングから取り入れてみてくださいね!
DO-Sシャンプー開発秘話「すっぴん髪」が髪のダメージと再現性を変える理由
コラム執筆者プロフィール
森下 秀彦(美容師歴約50年・毛髪専門家・DO-S製品研究開発者) 全国の理美容師へパーマ・縮毛矯正の薬剤理論を指導する元美容師。「世の中のヘアダメージで悩む人を救いたい」という想いから、独自のすっぴん髪・素髪理論に基づいたヘアケア情報を発信しています。
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