髪が傷んじゃってチリチリ・ジリジリになってしまった「ビビリ毛」もう家から出るのもイヤになります。
こんなビビリ毛を改善する対処法!?検索すると色々ありますが間違った改善法や対処法か多く、余計にボロボロの取り返しのつかない髪になったりするので注意が必要です。
ビビリ毛ってどんなもの?
シャンプー後など髪が濡れてる時はテロンテロンに柔らかくて、乾いていくとガシガシ、ゴワゴワに硬くなっていき、最終的にはチリチリ、ジリジリした状態になってしまう「ビビリ毛」
縮毛矯正・ストレートパーマやデジタルパーマやブリーチ・ヘアカラーなどの薬品や高温を使う美容室のメニューで起こるビビリ毛や↓
ブリーチや髪質改善メニューなどや普段の間違ったヘアケアでのダメージの蓄積で起こるビビリ毛もあります↓
激しくヘアダメージして手触りはガシガシし、チリチリにチリついた髪の状態を「ビビり毛」といいます。
ビビリ毛=穴ぼこだらけのハイダメージ毛
ビビリ毛は何故チリチリ・ジリジリにチリついてしまうのか?
傷んだ髪というのはこういう状態です↓
わかりやすく説明すると・・・
髪の傷みの大部分は何らかの原因で髪の主成分であるケラチンタンパク質がなくなって出来たダメージホールという穴ボコ…
ヘアダメージ = 穴ボコ
このヘアダメージがどんどんと激しくなっていくと、どんどんと穴ボコが増加していき、髪の毛が穴ボコだらけ になる…
すると… シャンプー時など髪が濡れている時は、沢山ある穴ボコが水で充満するので、テロンテロンに柔らかくなり
乾いて水分が蒸発すると〜穴ボコが萎んでウネウネ〜チリチリ・ジリジリな感じになってしまう(涙)
ビビリ毛 = 穴ボコだらけのハイダメージ毛
チリチリのビビり毛までヘアダメージしちゃうと外出するのもイヤになってしまいますよね(汗)
ビビリ毛になってしまう2つのパターン
超ハイダメージ毛のビビリ毛になるパターンは大きく2つがあります。
◎美容師の失敗でいきなりビビリ毛
縮毛矯正(ストレートパーマ)やデジタルパーマなどをした時にアイロンなど高温を使う器具での技術ミス、施術前のダメージ具合・薬剤履歴などの判断ミスによる薬剤の過剰反応など、担当美容師さんのなんらかの失敗によりいきなりビビり毛になるパターン。
美容師さんはいろいろ言い訳したりしますが、基本的には施術ミスか判断ミスが原因です。
◎ヘアダメージが蓄積され限界越えでビビリ毛
ヘアカラーやパーマ、縮毛矯正やヘアトリートメント類、ブローやアイロンなどあらゆるダメージが少しづつ蓄積されて徐々に穴ぼこが増えていき、ついにビビり毛になってしまうパターン。
どのくらいのダメージでビビリ毛になってしまうのか?は 個人差が非常に激しいです…
例えば、猫っ毛でダメージに弱い髪質の人は普通に明るめに染めて1回縮毛矯正しただけでもチリチリのビビリ毛になる場合もあるし…
太くで丈夫な髪質の人なら何度も染めたり縮毛矯正を繰り返してもなかなかビビり毛にならないケースもあります。
どんな原因であれ、その人の髪質により程度は変わりますが ヘアダメージの限界点 を超えちゃってチリつく状態になったのがビビリ毛なんですね。
ビビリ毛は何をしても直りません!
チリチリのビビリ毛になってしまうと多くの方はなんとかしようと焦ります。「髪 チリチリ 直す」「チリチリ ビビリ毛 改善」などでグーグル検索します。
そして髪のチリチリを改善する方法とかヘアダメージの対処法などのサイトで勉強したりします。
でもね・・・残念ながら
ビビリ毛は何をしようが 絶対に直りません!
メーカーさんや美容師さんがいろんな修復法やトリートメントを紹介したりしていますが、一度空洞化した穴ボコ(ダメージホール)が元に戻ることは不可能なのです。
酸熱トリートメントやどんなに画期的な髪質改善メニュー等をしようが、ビビり毛で出来た穴ボコ(ダメージホール)が元通りに戻ることは不可能なのです。
ビビり毛になってしまった部分はカットしてなくすしか方法はありません!
ビビり毛の対処法といわれるものはカットするまでの間、なんとかビビり毛のチリチリを誤魔化すという方法だけなのです。
一般的なビビリ毛対処法とは?
その部分を切ってしまうしかないビビり毛… それまでの間チリチリを誤魔化す為に現在主流な対処法は2つあります。
◎ビビリ毛の穴ボコ以外の残っているケラチン部分をGMTやスピエラで優しく縮毛矯正するか、グリオキシル酸等を使った酸熱トリートメントや髪質改善メニューで形状変化させてチリつきを誤魔化す対処法。
ただこの対処法は、あまり激しい穴ボコだらけのビビり毛だとケラチンの残りが少ないので誤魔化せなかったり、施術すると少しはヘアダメージさせてしまう ので何回か施術すると誤魔化しも効かないボロボロのどうしようもない状態になってしまう場合もあります。
軽度〜中度ぐらいのビビリ毛なら一定期間はキレイに見せるけど、ヘアダメージを増やすので何度も出来ず、髪をいずれボロボロにしてしまう危険を伴う対処法です。
特に猫っ毛さんや重度のビビリ毛の方は1回しただけでも取り返しのつかない酷い状態に悪化する場合もあるのでプロの美容師さんによく相談して行うようにしましょう。
酸熱トリートメントの反応結合の仕組みとは?
酸熱トリートメントで失敗してビビり毛に
◎ビビリ毛の穴ボコを内部補強できるトリートメント等の成分で穴埋めして誤魔化す対処法
この対処法は、ダメージホールを穴埋めしただけではさほどチリチリの状態の形状を変えることはできないのでブラシでのブローやアイロンスタイリングしてチリつきを直す必要があります。
また穴埋めした成分が出ないように強い表面コート(皮膜)を貼るので、その皮膜のせいで結合水が減少しよりダメージしてしまい、もっと激しいビビリ毛状態になる場合もあります。
トリートメントで結合水が減少する?
ヘアダメージと毛髪の水分の関係性
どちらの対処法もビビリ毛を根本的に修復したりダメージを治したりするものでは無く、一時的にチリチリ状態を誤魔化すだけですし、髪質・ダメージ具合により持ったとしても数週間〜2ヶ月程度が多く、誤魔化し効果がなくなると最初の時よりよりもダメージが増加していて何度も出来ないケースが多いです。
これらの対処法は一定期間チリチリ状態を誤魔化す事は出来るけど、髪の傷みは増加します。
何度もしてると取り返しのつかない酷いジリジリの状態になったりもしますのでプロの美容師さんとよく相談してメリット・デメリットもよく検討しておこなったほうがいいです。
ビビリ毛になってしまった… まずはどうする?
シャンプーして普通に乾かしていくとゴワゴワ・チリチリのビビり毛になってしまったら?
まず最初にしなければいけないのは… すぐに美容室に行って…
出来るだけビビり毛部分をカットしてください!
チリチリの部分を許せる範囲で出来るだけ切るのが重要ですが、ビビり毛の部分すべてが切れないようならブローやアイロン等で自分でスタイリングがしやすい長さや髪型になるようにカットするほうがいいので担当の美容師さんに相談してみましょう。
ビビリ毛部分を全て切ってダメージが少なくなるまでの期間は以下の事に気をつけて下さい。
ビビり毛を完全に切るまで長期間かかりそうな場合は上の項で書いた酸熱トリートメントや髪質改善メニューや穴埋め系のサロントリートメントもしない方が良いです。
まずは許せるだけカットして、これ以上ダメージしないように気をつけましょう。
ビビリ毛には すっぴん髪ヘアケアが◎
結局の所、ビビリ毛になったらチリついた部分を出来るだけカットし、今以上にダメージホールを増やさないように髪の傷みの原因になりそうなことに注意し・・・ブローやアイロンスタイリングでなんとかチリチリを誤魔化しながらビビリ毛部分をいずれカットしてしまうまで頑張るしかないのですが・・・
現在のビビリ毛を悪化させないためや、スタイリングをやりやすくするために注意したいのが、ホームケアで使用するトリートメントやヘアケア製品のシリコンやカチオンポリマー等で強い表面皮膜を貼らない「すっぴん髪ヘアケア」を心がけることです。
ヘアダメージした状態の髪に強い皮膜を貼ると水分バランスが崩れ、髪の毛のケラチンを剥がれにくくしている結合水が減少してしまい、髪が乾燥し、より穴ボコ(ダメージホール)が増えてしまうからです。
すっぴん髪(素髪)ヘアケア理論とは?
すっぴん髪ヘアケア!現場で起きる事実♪
ビビリ毛などのダメージ毛を誤魔化しやすく扱いやすくしたり、もうこれ以上ダメージを進行させないためにはすっぴん髪ヘアケアを行うのが効果的です!
【実例】ビビリ毛を誤魔化してみた!
百聞は一見にしかず(笑)実際にビビリ毛をどうやって誤魔化していくのかを見てみましょう♪
◎細毛の方のヘアカラーが褪色していきダメージが蓄積して軽いビビり毛状態になった状態。細毛や猫っ毛の方は毛染めと間違った皮膜ケアの継続でもゴワゴワのビビリ毛になったりします。
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カラーの褪色や脱色(ブリーチ)で出来たカスカスのダメージホールで乾燥して結合水もかなり減ってミイラ化してきてます。
褪色した部分をダメージさせないため天然のヘナ&インディゴでトーンダウンして、ホームケアで4ヶ月間ほどDO-Sシャンプー&トリートメントだけを使用してすっぴん髪にしてもらいました。
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この程度の軽いビビリ毛の場合はシリコンやポリマーなどの皮膜ヘアケアを辞めて、DO-Sシャンプーで皮膜を除去しDO-Sトリートメントを染み込ませて穴ボコを埋めて乾かす、すっぴん髪ヘアケアするだけで比較的簡単にガサガサ・ジリジリは誤魔化せます。
◎白髪染めと縮毛矯正や髪質改善トリートメントの繰り返しでビビり毛に…
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DO-Sシャンプーで何度も洗い、縮毛矯正や髪質改善トリートメントで貼られてる表面皮膜を剥がしすっぴん髪にします。
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皮膜を剥がしたらDO-Sトリートメントを染み込ませ、穴ボコを埋めながらデンマンブラシでブローします。
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初日でこの程度まで誤魔化せましたので、ホームケアでもすっぴん髪ヘアケアを行なってもらいました。
1ヶ月半後↓
ホームケアで1ヶ月半ほどDO-Sシャントリのみ使用してもらったらこの程度までビビり毛を誤魔化せました。このままビビり毛部分を切ってしまうまで頑張りましょう!
◎2〜3ヶ月おきに髪質改善系の某ストパーを3回施術してビビリ毛になり、クレームでその美容室に行ったら某酸熱トリートメントをしてより激しいビビり毛になったお客さん
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髪を濡らすとテロンテロンなので修復不可能と判断しました
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相談の上、ビビリ毛に一番効果的な「カット」で許せるだけジリジリ部分を切り、DO-Sシャントリですっぴん髪ケアをしてブロースタイリングも頑張りました。
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もう少し残ってる毛先のビビリ毛部分はこれからカットして無くしていきます。
間違いのないビビリ毛の対処方法
ヘアダメージが蓄積したり、美容師さんの失敗してバサバサ・チリチリ状態になるビビリ毛になってしまったら・・・
①あまり梳かないようにブローのやりやすい髪型で、ビビり毛部分が出来るだけなくなくようにカットする。
②パーマ、縮毛矯正や酸熱トリートメントや髪質改善メニューなどはしない。
③毛染めはリタッチカラーで行い、色味の変更やトーンダウンは脱色をしないヘナや塩基性カラー剤で染める。
④今以上に症状を悪化させない為に、表面皮膜を取りすっぴん髪ヘアケアを行う。
⑤それでも残っているビビり毛部分はブローやアイロンで頑張ってスタイリングして誤魔化す。
これらの対処法をしながら、マメにカットしてビビリ毛を無くして行きましょう。