美容師としてサロンワークを続ける中で、こんな疑問や限界を感じたことはありませんか?
「お客様のホームケアで、サロンで作った髪型の再現性がよくない、長持ちしない…」
「ブリーチやカラー毛へのパーマ・縮毛矯正で、ダメージのリスクが高すぎる…」
「従来のパーマ理論では、濡れている時と乾いた時のギャップを埋められない…」
「場末のパーマ屋(森下 秀彦)」もまた、現場でお客様と向き合いながら全く同じ悩みを抱え、それを解決するために薬剤や理論の研究・開発を続けてきました。
「場末のパーマ屋」の詳しいプロフィールはこちら
[運営者・執筆者:森下 秀彦(場末のパーマ屋 / どS美容師)のプロフィール]
なぜDO-S製品や独自のパーマ理論が生まれたのか——。
その背景と現場主義から誕生した革新のプロセスをご紹介します。
原点:時代によるスタイルの変化と「DO-Sシャンプー&トリートメント」の誕生
バブル時代の重たいワンレングスやソバージュから、平成に入るとレイヤーやシャギーカットといった「軽さと動きのあるヘアスタイル」が主流へと変化していきました。
しかし、当時のサロンケア・ホームケア市場は「アミノ酸系マイルドシャンプー」や「シリコン・ポリマーでツヤを出すトリートメント」が全盛期。
ここで現場の美容師として大きな壁にぶつかります。
「重たいコーティングがつくマイルドシャンプーとツヤツヤトリートメントでは、せっかくのシャギーカットの軽さや動きが再現できない。スタイリングの持ちも悪い…」
この問題を解決するために開発されたのが、DO-S式の引き算のヘアケア(すっぴん髪)
「汚れや皮膜成分をちゃんと落とすDO-Sシャンプー」と「髪内部に染み込み、表面に余計な皮膜を貼らないDO-Sトリートメント」です。
余計なコーティングを削ぎ落とす「すっぴん髪(DO-Sシャントリ)」に変えることで、サロン現場やお客様から驚きの声が上がりました。
スタイル再現性の向上
重たいコーティングが外れ、軽やかで動きのあるスタイリングが簡単に決まる。
パーマやコテ巻きの持続力UP
表面皮膜がないため、ウェーブやコテ巻きが夕方までダレずに長持ちする。
↑ふんわりパーマスタイルはナチュラルドライだけで簡単スタイリングが可能、カチオン系の皮膜トリートメントの油分やポリマーが付着しないので持続性も向上します。
↑コーティング成分や油分が必要最小限なので、時にコテ巻きの髪型などは、カールの持ちが格段にアップします。これはお客さんもすぐに実感できますね。
施術のダメージ軽減
カチオン膜などが邪魔をしないため、カラー・パーマ・縮毛矯正の薬剤浸透が良くなり、必要最小限のパワーで薬剤反応が得られる。
残留薬品の迅速な除去
アルカリ・オキシや白髪染めの頭皮残留成分を素早く除去。髪のダメージ低減だけでなく、細毛・軟毛・抜け毛予防にも効果を発揮。
↑4ヶ月間ホームケアでDO-Sシャンプー&DO-Sトリートメントのみを使用したお客様。(途中ハナヘナでトーンダウンだけしています)
↑現在でいう髪質改善カラーと髪質改善ストレートでビビり毛になってしまったお客様をDO-Sシャンプー&DO-Sトリートメントのみで『ダメージ誤魔化し』をしました。
※すべてに髪質やダメージ具合により個人差があり、効果は変わります。
乾いてもダレない「ふんわりパーマ」の追求と全国講習
従来のコールドパーマは、濡れている時が最もウェーブが出やすく、乾くとゆるくダレてしまうのが課題でした(ロッド径の1.5倍程度が基本)。
求めたのは、「ロッド径に近い(1.1〜1.2倍)大きさでかかり、乾いてもダレずにスタイリングが簡単なパーマ」。
カットや毛量調整、薬剤反応理論、デジタルパーマやエアウェーブなどの研究を重ね、2010年頃には理想のパーマスタイルを再現できるように進化しました。
ブログ『場末のパーマ屋の美容師日記』で実際の施術写真を公開すると、全国の美容師から問い合わせが殺到。
※2010年頃のエアウェーブでのパーマの施術例です。理美容師さんならロッド径と仕上がりのウェーブの関係性がわかると思います。
「なぜそんなに大きなカールがしっかりかかるのか?」「なぜナチュラルドライだけで決まるのか?」といった反響があり、全国の理美容師さんから美容技術&毛髪理論講習会開催の依頼を受けたり、美容メーカーさんから薬剤の開発の相談や美容専門誌での特集記事へと広がっていきました。
日本のケラチン研究第一人者・新井幸三元教授との出会い
パーマの追及は、美容業界の枠を超えた「本物の毛髪科学」へと深まりました。
美容専門誌を通じて、群馬大学元教授・新井幸三先生(日本のケラチン研究の第一人者)と出会い、共に理論の解明と商品開発を行いました。
・イオン化していない還元剤は中間水洗でも流れない
・薬剤反応は髪がウェットな状態の時にしか行われない
・パーマ工程での応力緩和反応の真実
・トリートメントで髪の内部補修は不可能
現場の美容師が日常の施術で本当に使える形として、これらの高度な科学理論を解明・発信。
さらに新井先生の特許成分である「新ケラチン」の製造協力など、業界の理論基盤をアップデートしてきました。
ちなみに新井博士もトリートメントで髪の内部修復は絶対に不可能だし、表面保護も対処療法なだけと言われてます↓
新井幸三先生の経歴。元群馬大学教授・KBR羊毛研究所所長。1931年生まれ、1951年桐生工業専門学校(群馬大学工学部の前進)化学工業化卒業、1966年群馬大学工学部高分子化学科助手、1974年群馬大学工学部高分子化学科助教授、1986年群馬大学工学部生物化工学科教授、1996年(平成8年) 退官。同年、群馬県繊維工業試験場・客員研究員。工学博士。2025年2月14日永眠。
※主な著作『ケラチン繊維の力学的性質を制御する階層構造の科学』(繊維社2014)、『最新の毛髪科学』(共著/フレグランスジャーナル社2003)他
ダメージリスクを最小限に抑える「縮毛矯正・ヘアカラー・処理剤」の開発
時代の変化に伴い、ハイダメージ化するサロン現場に対応するためのプロダクトも次々と開発しました。
① 低アルカリ高還元剤濃度の「縮毛矯正剤」
ヘアカラーブームにより、カラー毛への縮毛矯正事故(ハイダメージ)が急増。
SNSでつながった縮毛矯正専門店の仲間や新井元教授とともに、「イオン化していない還元剤は流れない」「ウェット状態で還元が続く」という理論に基づき、カラー毛でも安全性の高い低アルカリ高還元矯正剤を開発しました。
低アルカリ高還元剤濃度は本当に安全か?毛髪科学から導く「縮毛矯正の最適解」
縮毛矯正の歴史を変えた「低アルカリ・高還元濃度の1剤」誕生の裏話
② ダメージを極限まで抑える「リタッチ専用ヘアカラー剤」
「ヘアカラーのダメージの大半はブリーチ(脱色)作用である」という本質に基づき、無駄な全頭ブリーチを防ぎ髪を傷めないリタッチ専用ヘアカラーを形にしました。
③ 真のアルカリ除去・中和を果たす「DO-Sアシッド」
形だけの酸性処理ではなく、弱酸性でありながら十分な酸度を持ち、施術後の残留アルカリを確実に中和・除去できる処理剤を開発しました。
カラーやパーマのヘアダメージにはアルカリ中和、除去するのが大切!
現場で悩む理美容師さんへ
DO-Sの製品群や理論は、すべて「現場のお客様の髪をよくしたい」「サロンワークの疑問を科学的に解決したい」という泥臭い実践から生まれています。
「従来のケミカル理論に疑問を感じている」
「もっとパーマや縮毛矯正の精度を上げたい」
「お客様の本質的な髪質改善を叶えたい」
そう思われる理美容師さんは、ぜひ『場末のパーマ屋』の専門理論とブログ記事に触れてみてください。
あなたのサロンワークを変えるヒントが必ず見つかります。
森下秀彦が執筆しているブログ&コラムは↓
こちらの 髪の傷みを改善する美容師コラム
一般の方専用の株式会社DO-S企画のヘアケア情報コラム
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