好転反応は嘘なの?シャンプーや天然ヘナでの好転反応とは?

DO-Sシャンプー&DO-Sトリートメントの使い始めは髪がゴワゴワして傷んだ感じがするとか、ハナヘナで染め始めたばかりのころはギシギシになっちゃう方とかいるのですが、これは好転反応ですか?

ヘアケアやスキンケア商品を変えたばかりの頃は好転反応がある場合があるって本当ですか?

そもそも好転反応ってどういうものなのですか?

整体やマッサージ、エステとか健康食品業界等で【好転反応】という言葉が使用されているのを聞いたことがありますか?
またこの好転反応という言葉は最近では、エステだけでなく普段使用される化粧品やスキンケア商品やシャンプーなどのヘアケア商品スカルプケア商品や天然ヘナなどにも登場してきたりもするようです。

好転反応とは?

整体やマッサージ等の施術後だと、体が回復する過程で一時的に起こる反応です。滞っていたリンパや血流が改善されたり、老廃物や疲労物質が排出されることで、一時的に身体に変化が起こることです。

また健康食品などを食べて具合が悪くなった時などは「それは体の毒素が出ている時期」「反応が出るのは効果. がある証拠」などといってこれが好転反応だと説明されたりもします。

そして化粧品やエステ、スキンケア、スカルプケア、ヘアケアなどの場合は、肌や髪が新しい成分を受け入れる時に肌のターンオーバーが活発になり溜まった老廃物や毒素が排出されたり、ヘアダメージ修復・改善される時に一時的に状態が悪化してしまうことだと言われています。

こんな感じで説明されると好転反応というのは何かが改善される時に、一時的に状態が悪くなるんだけど… それは良くなる時の過程なので決して悪いことではないイメージを持ちますよね?

 

DO-Sシャンプーやハナヘナに関する美容師さんからの質問

好転反応について美容師さんからご質問を頂きました↓

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いつもお世話になってます、○○でサロンをしている○○と申します。

3年ほど前に常連のお客様のダメージ毛がみるみる改善されて行くのを目の当たりにして、その方からすっぴん髪理論のDO-SシャンプーとDO-Sトリートメントを教わり、すぐにブログを拝見しサロンでも取り入れそれまでサロントリートメントでヘアダメージが治るという考えも180度変わり、多くのお客様の髪もどんどん良くなっていき非常に嬉しく思っています。今ではリタッチカラー剤からパーマ、縮毛矯正剤もすべてDO-S製品ですし、ハナヘナも導入させて頂きました。

今回はお客様からたまに質問される「好転反応」についてお教えください。

1. DO-Sシャンプーを使い始めの頃に髪がパサパサに傷んだようになる方がたまにいるのですが。これは好転反応ですか?またDO-Sに変えてすぐにパサパサする方と数日から1〜2週間ほど経過してバサバサする方がいるのですが、この違いはなんなのですか?

2. ハナヘナのヘナやインディゴで染めた直後にギシギシ、ゴワゴワになる方がいますがこれも好転反応で間違いないですか?この時に体内の悪いものを解毒している(経皮毒?)と言われてるのも本当ですか?

3. 長年セルフで天然ヘナで染めてる方が「ヘナ後にDO-Sシャンプーで洗ってDO-Sトリートメントをするとあまりギシギシしないしゴワつかないから好転反応しないので合わないのではないか?」と言われてしまいました。当店ではハナヘナとDO-Sシャントリは必ずセットで使用するようにお客様にも言ってるのですがこれは間違いですか?

今まで天然ヘナのようなものを使った経験もなく、以前オーガニック無添加のシャンプー類を販売してた時にそのメーカーさんから簡単に「好転反応」や「経皮毒」のお話を伺っただけなのでイマイチ理解できていませんのでご教授ください。

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好転反応への質問だね。

まず最初に大前提のお話をするとね…

 

巷で言われてるような化粧品やヘアケア製品での

好転反応や経皮毒には、科学的根拠はない! 

と言われています。

 

好転反応に科学的根拠はありません

好転反応は、整体やマッサージの場合なら揉み返しのように単に筋肉を傷つけてる場合でも筋トレのようにダメージすることでより筋肉がつくのと同じような効果を好転と定義することもあるし、血行が良くなることで発汗したり体調変化があったりなどもある種の好転反応と呼ぶケースもあるようですが。ただよく言われてる老廃物や疲労物質が排出されるなどには科学的な根拠はありません。

そして健康食品では、厚生労働省のHPでもハッキリこう書いています↓

健康食品を食べて体調が悪くなったときに、「それは体の毒素が出ている時期」「反応が出るのは効果 がある証拠」などといって使用継続をすすめるのは、いわゆる「好転反応」のことを指しますが、表現自体が薬事法違反にあたります。「好転反応」に科学的根拠はありませんので、商品説明の表現として好転反応をうたうものには十分注意し、万が一、健康食品を摂取して体調が悪くなった場合には、すぐに使用を中止しましょう。使用中止や医療機関受診などの「適切な対応」が遅れれば、健康被害が拡大してしまうことも考えられます。

引用:https://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/dl/kenkou_shokuhin06.pdf

化粧品やエステやスカルプケア・ヘアケア製品などで『好転反応』でよく言われるのが、皮膚が活性化して「毒素を出している」とか肌細胞が急に活性化したせいであり本来の「肌サイクル」を取り戻している状態であるとか言われますが…

皮膚は汗や皮脂は出しますけど、毒素なんて絶対に出しません!

あとこういう化粧品やシャンプーなどのヘアケア製品やヘナやパーマ、ヘアカラー等の薬剤の場合は『好転反応』と共に『経皮毒』も説明されたりしますが、この『経皮毒』にも科学的根拠は一切無い!というのも理解しておいてください。

経皮毒に関してはこちらのブログ記事をご覧くださいね↓

経皮毒は嘘?本当?経皮毒ってどういう仕組みなのですか?

経皮毒は真っ赤な嘘!騙されないで!

 

DO-Sシャンプーの使い始めのパサパサは好転反応ですか?

それじゃ質問に答えていきますね〜

>DO-Sシャンプーを使い始めの頃に髪がパサパサになる方がたまにいるのですが。これは好転反応ですか?

DO-Sシャンプーの特徴はこちらのコラムやブログの記事で復習して欲しいのですが↓

美容師が作ったすっぴん髪シャンプー&トリートメント

DO-Sシャンプー&DO-Sトリートメントの使い始めの注意点

 

DO-Sシャントリの口コミやレビューを読んでも「DO-Sの使い始めの頃はシャンプーするとギシギシ、パサパサになったけど、頑張って使い続けると軽くてツヤサラの綺麗な髪になりました!」なんて人も多くいるし、でも逆に「DO-Sシャンプーするとパサパサになったので合わなかった」なんて方もいます。

    ①DO-Sシャンプーは最初はパサつくけど、使ってるとツヤサラ美髪になれた。
    ②DO-Sシャンプーは髪がパサつくので洗浄力の強い良くないシャンプーである。

 

①の場合は、すっぴん髪ヘアケア理論で出来てるDO-Sシャントリでちゃんと洗う事で最初はパサつくけど、使用しているうちにダメージを修復しキューティクルも再生されるので美髪になれるから「好転反応」と言えるのです?って考えがちなんだけど… 残念ながら前章を読めばわかると思うけど、

他のシャンプーからDO-Sシャンプーに変えてバサバサ・パサパサになるのは好転反応ではありません。

なぜDO-Sシャントリに変えるとパサパサになっしまう方もいるのかというと…すっぴん髪・素髪ヘアケア理論で作られたDO-Sシャンプーでそれまでのヘアケアでしていた表面コーティングを剥がすので、その方の本来の髪の傷んだ状態が現れるからです。

そのパサパサ、ボサボサ状態がその方の 本来の髪の状態  なだけで好転反応ではありません。

わかりやすくスキンケアで例えると、ず〜っと塗りっぱなしだったファンデーションやおしろいをちゃんと洗顔してすっぴん状態に落としたら思っていた以上に肌荒れしていた(汗)って感じです。

 

また②の場合は、シャンプーが悪くて髪が傷んでバサバサになったのかな?って考える方もいますが、シャンプーはパーマ液やヘアカラー剤のような化学反応で髪を変化させるような薬品ではないので、数日間程度洗ったぐらいでそんなに急にヘアダメージなんて絶対にしません。

DO-Sシャンプーして髪がパサパサになるのは、それまでつけていた美髪に見せるけどヘアダメージの原因でもある強い表面皮膜(コーティング成分)を落としたので 素の髪 が出たということです。

 

その後に正しくすっぴん髪・素髪ヘアケアをしていけば、少しづつパサパサが改善され髪が良い状態になっていくケースが多いので好転反応と勘違いしやすいですが、最初はそれまでのコーティング剤を剥がしてダメージした髪が露出しただけなので、ちゃんとDO-Sトリートメントをしっかり行うとかアウトバスでも塗布するとか、ダメージ具合によってはDO-SスリークオイルやDO-Sアウトバストリートメントなどとの併用も検討してみてください。そして毎日のすっぴん髪ヘアケアで地道に改善していきましょう。

詳しくはこちら↓をよくお読みください。

DO-Sシャンプー&トリートメントの基本使用方法

 

DO-Sトリートメントは洗い流さないトリートメントとしても使用できます。

洗い流さないタイプのDO-Sトリートメント

 

>またDO-Sに変えてすぐにパサパサする方と数日から1〜2週間ほど経過してバサバサする方がいるのですが、この違いはなんなのですか?

これはDO-Sを使用する前までの表面コーティングの強さによります。髪質改善メニューやサロントリートメントなどで強力な表面コートをしていたり、長期に皮膜コーティングを繰り返してビルドアップしている場合などは、DO-Sシャンプーで洗ってもすぐに落ちないので一定期間は手触りは変わらない場合があるということです。

 

ハナヘナで好転反応はありますか?毒素を排出してくれますか?

>ハナヘナのヘナやインディゴで染めた直後にギシギシ、ゴワゴワになる方がいますがこれも好転反応で間違いないですか?この時に体内の悪いものを解毒している(経皮毒?)と言われてるのも本当ですか?

ハナヘナもDO-Sと同じように染めたてはギシギシするけど、日数が経過するとサラサラ美髪に変化する方が多いので『好転反応』だと勘違いする方もいますが… ヘナでの軋みやゴワつき… これもやはり『好転反応』ではありません!

ヘナで染めた後にギシギシときしむのは、まだすべてのメカニズムが解明された訳ではありませんが、ヘナに含まれるタンニンという成分で収斂作用で起こるからと考えられていますし、ゴワゴワして手触りが悪い場合は髪の表面付近に余分なヘナが吸着して残留してるのが原因の場合もあります。

ま〜簡単にいうと、これは好転反応などではなく、髪が過収斂してギシギシしちゃうか、カスみたいなもんが残留してゴワゴワになっちゃうかって感じです。

 

あとヘナショックや好転反応という説明で「ヘナは髪の毛だけでなく、体調がスッキリしたと感じる人もいるし。 逆に体が重く感じたり、軽い頭痛が起きる方もいます。 これはヘナのデトックス効果による好転反応ですので安心してください。」なんていう美容師さんとかもいますが…

ハナヘナは体内には全く入らないので解毒効果などありませんので、体調の変化等はただの思い込みです。また緑のおしっこも出ません(汗)

ヘナのデトックス効果が凄い!ってホントなの?

 

DO-Sとハナヘナはあわない?ヘナショックと好転反応

>長年セルフで天然ヘナで染めてる方が「ヘナ後にDO-Sシャンプーで洗ってDO-Sトリートメントをするとあまりギシギシしないしゴワつかないから好転反応しないので合わないのではないか?」と言われてしまいました。当店ではハナヘナとDO-Sシャントリは必ずセットで使用するようにお客様にも言ってるのですがこれは間違いですか?

これはもうお分かりだと思いますが、好転反応やヘナショックや経皮毒などが間違いなので…

天然ヘナの直後にDO-Sシャントリを使ってあまりギシギシ・ゴワゴワしないのはとても相性が良い証拠なのです!

DO-Sシャンプーはヘナの余計な残留カスをちゃんと落とせるシャンプーですし、DO-Sトリートメントはヘナのタンニンで収斂されたちゃった髪でもホホバオイル等の染み込むエマルジョン効果でギシギシさせないように出来るとても相性の良いシャントリなのです(笑)

また使い始めのヘナショックだけでなく、頻繁にヘナをしすぎてゴワゴワ、ガシガシになっちゃった方にも効果抜群の相性の良さです。

ハナヘナで染めてDO-Sシャントリを使うと髪がパサパサゴワゴワになりますか?