髪の傷み(ヘアダメージ)やヘアケア関連のよくある質問です。

毛髪はpH5~6程度の弱酸性が良くてアルカリ性や酸性になると、髪に良くない!ヘアダメージしてしまう!これは間違いではありません。ただヘアダメージの原因はアルカリ性だけでは有りませんし、ヘアカラーやパーマ、ストレートパーマ、縮毛矯正などではヘアダメージ具合としてはかなり下位に当たるものです。
アルカリヘアカラーの場合だと、アルカリとオキシの化学反応で行う黒髪を明るくするためのブリーチ(脱色)がダメージの主原因になります。
パーマ、ストパー、縮毛矯正の場合は還元剤という薬で髪のケラチン側鎖を切断して再結合するのですが、この時にできるシステイン酸、ランチオニン、ミックスジスルフィドなどが主なヘアダメージの原因になっています。
最近では髪質改善超音波トリートメントとか超音波酸熱トリートメントとか色々あるらしいのですが…
超音波トリートメントの仕組みとしては、どれもが『超音波アイロン』という器具を使用するということです。

超音波アイロンというのは、超音波の細かな振動でトリートメント成分を髪の内部に浸透させる効果があります。
ただし、超音波アイロンをするだけでヘアダメージ改善が出来るように誤解してる方もいますが、あくまで超音波アイロンは薬剤や成分の浸透率UPなだけですので 髪の損傷を修復したり髪質改善効果等は一切ありません。
ここ数年、これらの高級ドライヤーが沢山発売されてます。ヘアダメージ軽減の意味で言えばどれもオススメです!ダイソンと光ヘアケアドライヤーはあまり高温でなく風量が強いのが良いところですし、ナノケアはナノイーという空気中の水分に高電圧を加えて生成される微粒子イオンを含んだ風で水分補給しながら乾かすのでバサバサしにくい感じで良いです。あとレプロナイザーはバイオプログラミングといわれるちょっとよくわからん理論なんだけど…(汗)使用した感じはナノケアに近い感じで悪くないです。

髪質やダメージ具合と使用してるシャンプーやトリートメント・コンディショナーによって、したほうがいいのか?しないほうがいいのか?は決まります。
髪を傷めるのはシャンプーやトリートメントに含まれてるツヤサラにする『表面皮膜』です。だから皮膜成分でツヤサラになるシャンプーでも髪は傷めますし、逆に皮膜成分の少ないトリートメントならさほどダメージは無い場合もあります。
あとダメージが多くシャンプーだけでは絡まって余計に傷んでしまうような髪質の方なら皮膜成分の少ないトリートメントで絡まないようにした方がダメージが少ない場合もあります。
トリートメントした方が傷むのか?傷まないのか?っていう考え方じゃなく… シャンプーだけでの髪の傷みとシャンプーとトリートメントしての髪の傷みと自分の髪なら どちらが傷みが少ないのか? って考えたほうが良いんですね。