酸熱トリートメントでボロボロに傷んだ!?

酸熱トリートメントや髪質改善ヘアエステなどで髪がボロボロに傷んでしまいました!なぜですか?どうしたらいいですか?っていう質問を最近よくいただきます。

ほとんどの方が最初の数回はツヤサラの美髪になったけど、調子に乗って何回かしてるとバサバサのダメージヘアになっちゃったみたいです(汗)

髪の毛一本一本に水分と栄養分を補給してダメージ修復をしていく髪質改善・酸熱トリートメントなハズなのに… どうしてボロボロにヘアダメージしてしまうのでしょう?

酸熱トリートメントでボロボロ

酸熱トリートメントは髪質改善メニューの一種

酸熱トリートメントは沢山ある髪質改善メニューの中のひとつと言われています。

髪質改善=髪質を改善する!?

髪質改善メニューには、酸熱トリートメントだけじゃなく水素トリートメント、酸性ケラチントリートメント、アシッドシェイパー、酵素トリートメント、髪質改善ヘアエステ、サイエンスアクアなどなど… 沢山あります。

また髪質改善メニューの中にはヘアカラーやパーマや縮毛矯正の薬剤と組み合わせて毛染めしたりカールやストレートに形状変化させるメニューも存在します。

酸熱トリートメントで傷むのは私の髪質のせい?

「酸熱トリートメントだから髪が傷まない。」

「酸熱トリートメントは縮毛矯正より傷めずに癖が落ち着く。」

「酸熱トリートメントを2〜3回やると綺麗な美髪になれる。」

こんな売り文句を信じて、髪質改善してツヤサラ美髪を目指して酸熱トリートメントをしたのに・・・バサバサ・ボロボロのダメージ毛になっちゃった(汗)

髪質改善しようとしたら 髪質改悪 されてしまった感じですよね(涙)

元々ハイトーンに染めてたり縮毛矯正やパーマでダメージしてる方が酸熱トリートメントをした場合、最初の数回はダメージが改善されて少し綺麗になったような気がします。でも… 何回かしてるとボロボロにダメージしちゃったりするケースが多いです。

その日からボサボサになっちゃう場合と数日〜数週間経過してからダメージが出てくる場合がありますが、みんな慌てて施術してもらった美容室に相談に行きますよね〜

すると… みなさんこう美容師さんに言われます。。。

「あ〜 髪質に合わなかったんですねぇ〜!」

ま〜イミノ結合やら酸の収斂作用やら一般人には解らない小難しい理論を説明される場合もありますが、基本髪質改善自体は悪くなく、髪質に問題があった!って説明されます(汗)

ここが大間違いです・・・

そもそも 髪質を改善するほど髪に良いトリートメントですよね?

そんな良いものなら、どんな髪質だろうと…

髪質に合わなくて効果が無かったです(汗)なら分かるけど

髪質に合わないだけでボロボロ状態までダメージするのはおかしいでしょ!?

酸熱トリートメント失敗

効果が無い=状態は変わらない なら分かるけど

ボロボロに傷んだりしませんよね!?

酸熱トリートメントで傷むのは美容師が下手?

「酸熱トリートメント 傷む」や「酸熱トリートメント 失敗」などで検索してみてください… 結構沢山のHPがありますよね。

これらを読んでみると… ほとんどのサイトが

酸熱トリートメントでボロボロに傷むのは、担当した美容師が下手くそだから!

そう解説してるんですよね。。。

グリオキシル酸は悪くないけど美容師が扱いきれてないので失敗してボロボロになっちゃった!?

そして、ウチのサロンで酸熱トリートメントをすれば大丈夫ですよ!とか、ウチのサロンではそのボロボロが修正できますよ〜!な〜んて書いてます。

これも根本的に間違ってます・・・

そもそも 髪質を改善するほど髪に良いトリートメントですよね?

そんな良いものなら、どんなにヘタクソな美容師さんがしたからって 改善効果が無かった!ってのなら納得できますが… ボロボロになるまで傷んじゃう訳ないですよね!

髪質改善トリートメントでボロボロに

髪質改善する良い薬ならヘタクソがしたって

効果が無い=状態は変わらないなら分かるけど

ボロボロに傷んだりしませんよね!?

酸熱トリートメントの仕組み

数ある髪質改善メニューの中でも最近一番人気といわれてる「酸熱トリートメント」

この酸熱トリートメントはどういう原理?仕組みで出来ているのか?

◎酸熱トリートメントの仕組み・・・傷んだ髪の内部にあるダメージホールというケラチンタンパク質が欠損して出来た空洞に、グリオキシル酸という薬品とアミノ基という成分が入って… そのアミノ基がアイロンでの高温の熱処理と乾燥による脱水作用でイミノ基という物質に変換しイミノ結合して大きくなり髪から出にくくなるって理屈です。

グリオキシル酸にイミノ基に熱処理と脱水作用でイミノ結合とか凄く難しそうです(汗)

で… でもね… ややこしい専門用語を使わなければ…

髪が傷んで出来てる空洞部分に なにかの成分が入って、それらがくっつきあって大きくなり髪から出にくくなってる!って簡単な理屈なだけです…

よくある持続性トリートメントの原理と全く同じです!

例えば、天然植物のヘナでのトリートメントなら… 粒子の細かい天然ヘナは髪の内部のダメージホールに入ります、そしてヘナ同士は吸着しあう性質があるのでダメージホールの中でくっつきあって大きくなり髪から出にくくなるのです。

ほら・・・酸熱トリートメントの原理と同じでしょ(笑)

酸熱トリートメントの原理は簡単にいうと…

グリキシル酸にイミノ結合とか難しく考えてるけど、実はそもそも髪のケラチンなどの組織にはな〜んも関係してなくて…

ダメージの空洞部分に 入って 固まって 出にくくなる!

っていうシンプルな よくあるトリートメント理論 なのです。

これって美容師さん達もグリオキシル酸やイミノ結合って小難しい言葉に混乱さして必要以上に凄いトリートメントだと思い込んでいて… しかも実際に施術して彼らがすごいと思ってるのはツヤサラ美髪に見せる強力な表面皮膜だけだったりしますから困ったもんです(涙)

髪質改善メニューにはどんなものがある?

最初に書いたように酸熱トリートメントは沢山ある髪質改善メニューの一種になるのですが、では髪質改善メニューにはどんなものがあるのでしょうか?

まず ダメージヘアというのはこんな感じなんですが…

ダメージ毛

んで 昔ながらの一般的なトリートメントというのは

ヘアトリートメントの仕組み

簡単に説明すると トリートメントの原理ってのは、ダメージホールを何らかの成分で埋めて、表面コートしその成分を出にくくて、なおかつツヤサラの美髪に見せるって感じだったんです。

これが昔ながらのヘアトリートメント理論なんですが、現在の髪質改善トリートメントでも この昔ながらの穴埋め&表面コート理論 で出来てるものもあります。

最近多いグリオキシル酸やレブリン酸などの薬剤を使用する酸熱トリートメントのようなタイプの髪質改善メニューはこの昔ながらのトリートメント理論とはちょいと違います。

これらは酸熱トリートメントの仕組みで説明したように、ダメージホールに何らかの成分を入れて、アイロン操作などの高温や脱水反応でそれらの成分を 結合させたり 絡み合わせたりして 大きくして出にくくさせるのです。
ま〜これらにしてもツヤサラ美髪に見せるために強い表面コートも必ずしますけどね。

そして髪質改善メニューには、毛染めやパーマ・縮毛矯正の薬剤と組み合わせたものもあります。

これらはダメージホールのヘアカラー剤の色素で埋めたり、ダメージホール以外の髪のケラチン部分をパーマ剤や縮毛矯正剤でイジって 軽いウネリを修正したり、表面のボコボコを直して手触りをよくしたりします。

このように現在では大きく3種類の髪質改善メニューがあるんですよね〜

  • 昔ながらの髪質改善=穴ボコを埋めて、表面コートでツヤサラにする。
  • 酸熱やTOKIOインカラミタイプ=穴ボコを埋めて、結合や絡ませて出にくくさせる。
  • 薬剤でイジる髪質改善=穴ボコ埋めだけじゃなく髪の組織を薬剤でイジる。

髪がボロボロになるまで傷んでしまうのは薬剤でイジるタイプが多く、いきなりチリチリのビビり毛になったりもしますので要注意です。

薬剤でイジる髪質改善が一番傷む!

薬剤でイジる髪質改善=穴ボコ埋めだけじゃなく髪の組織を薬剤でイジる。この髪質改善メニューがどうして1番危ないのか???

実は現在のこの薬剤でイジるタイプの髪質改善メニューの元ネタになったのは、平成の初めぐらいに流行った「Mr.ハビット」や「リシオ」などの縮毛矯正だったり、「M3Dトリートメント」あたりなんですよね。

今では縮毛矯正なんてサロンメニューの中でもブリーチと並んでヘアダメージの激しい代表的メニューですけど… 昭和の終わりの流行った時なんて、ツヤツヤで綺麗なストレートになる素晴らしいトリートメントメニューのようでした。癖もないのに艶々にする為にMr.はビットする人も続出してました。でも数年したらどれも強烈にダメージする人が多くなり廃れていきましたね…

髪質改善トリートメント

さすがに現在の髪質改善メニューでは昔の縮毛矯正程きっつい薬品は使わないですけど…

髪の毛のケラチン同士の組織や結合を還元剤などの薬品でイジって、表面被膜でツヤサラにする基本原理は同じです!

ケラチン結合をイジる=ヘアダメージする

表面被膜でツヤサラ=ヘアダメージする

結局 かなり髪を傷める代物ですからね。

髪質改善メニューで髪が傷む?

髪質改善メニューの中でも前の章で書いたパーマ・縮毛矯正剤などを使用する髪の毛自体の組織をイジるタイプは、当然ながら髪のケラチンの結合を薬品で無理矢理切断したりするのでかなり髪を傷めるのはみんな理解できるよね!?

あと薬剤使用の髪質改善メニューでヘアカラー剤の場合なども、髪の内部でオキシとの化学反応で発色させるので当然それなりのダメージはあるしね。

ま〜これらの薬品でのヘアダメージは特に説明不要でみんな納得してるはず。

ではこれらの薬品以外でどうして髪質改善メニューでヘアダメージするのか?

まず3種類の髪質改善メニューすべてに共通してるのが・・・

ヘアダメージ感を無くしてツヤサラ美髪に見せるための 強力な表面コート(皮膜)

基本的にどんな髪質改善メニューでもこの表面コートはされています。

髪の表面をポリマーなどの皮膜成分で強くコーティングすると、薬剤を使用する場合はそれらが残留して髪を傷めますし、薬剤使用しなくてもキューティクルをコートすると髪の水分調整が上手く出来なくなり髪の命と言われる「結合水」が減少し、パサパサにダメージしてしまいます。

詳しくはこちらの記事をお読みください。

すっぴん髪・素髪ヘアケア

※この表面コートによるダメージは少しづつ進行していくのでわからない場合が多いです。

あと酸熱トリートメント等のアイロンや脱水作用などを使う髪質改善メニューの場合はやはりこのアイロン時に湿ってる髪にジュ〜ジュ〜とかしてダメージさせてしまう場合もありますし…
アルカリ性が髪に悪いからと酸性の薬品を使いすぎて収斂しすぎや酸性になりすぎて髪の組織自体が破壊されちゃうこともあります。

ま〜いわば 知識や経験の少ない美容師による施術ミスによるダメージですね。

髪質改善メニューをする時の注意点

酸熱トリートメントなどの髪質改善メニューをする時の注意

まず 一番注意するのは、、、

チリチリのビビり毛になってるような凄〜くダメージした髪の方が、それをなんとかするために髪質改善メニューをするのは辞めたほうがいいです。

髪質改善メニューはすればするほど程度の差はあれ、必ずダメージはしていくので何回もするとボロボロに髪が傷んじゃいます。特に猫っ毛さんや髪の傷みやすい方などは注意してください。

酸熱トリートメントを何回かしたぐらいでもビビり毛になる方もいるのでダメージ毛の方は美容師さんによく相談して行うようにしましょう。

髪質改善はダメージの少ない縮毛矯正!そのぐらいに思っておいてください。

あと髪質改善メニューをする場合は、サロン選び、美容師さん選びも重要です。

「酸熱トリートメントをすればヘアダメージは治ります!」「どんなに傷んだ髪でも髪質改善すれが美髪になれます!」なんて髪質改善盲信美容師さんや薬剤メーカーさんのご都合の良いあきんど的理論に洗脳されてる美容師さんは非常に危険ですのでそういうサロンさんでの髪質改善メニュー施術は辞めておきましょう。

あと縮毛矯正と同じように施術する美容師さんの腕次第で髪質改善メニュー薬剤でのヘアダメージ具合も随分と変わりますので、経験豊富でキチンと施術してくれるサロンで行いましょう。

これは髪のケラチンをイジるタイプの髪質改善でも昔ながらの髪質改善でも普通のサロントリートメントでも全般的に言えてるのですが・・・

これらは 艶や手触りをよくしたり、髪の内部に浸透させたトリートメント成分を出さないために

皮膜・被膜と言われる 強力な表面コーティングをします!

髪の毛の表面のキューティクルに強いツヤサラ表面コーティングをすると髪の水分調整が上手く出来なくなり、髪の命と言われる結合水が減少しヘアダメージするので、施術後は「すっぴん髪ヘアケア」のような被膜を除去するヘアケアをしましょう。